背中のこわばりと呼吸の浅さに関係が? 寝起きの不調をやさしく整える姿勢ケア

背中のこわばりと呼吸が浅くなる感覚って、関係ある?

「最近、呼吸がしづらい気がする…」
「深呼吸しても、なかなかスッキリしない」
「朝起きたとき、背中がこわばっていて体が重い…」

そんな風に感じたことありませんか?

呼吸の浅さと聞くと「肺」や「気道」に問題があるのでは?と思いがちですが、
実は、背中や胸まわりの筋肉の緊張や姿勢の影響が関係していることもあるんです。

背中の状態と呼吸の関係(見られる傾向)とはこのようなものがあります。

✅ 筋肉が硬くなると、胸郭(肋骨まわり)の動きが狭くなる
✅ 呼吸が浅くなると、体が重く感じやすくなる
✅ 寝ている間も十分なリラックスができず、寝起きの不調につながることも

「背中が硬くなる → 呼吸が浅くなる → 疲れが取れにくくなる」
…そんなループを感じている方には、姿勢や動きのクセを見直すことがヒントになるかもしれませんよ。

ぜひ続きをご覧ください。

背中や姿勢が呼吸に影響する理由とは?

背中の筋肉のこわばりが、胸の動きを妨げる

私たちの呼吸は、肋骨まわりの筋肉(肋間筋など)が動くことでスムーズになります。
でも、長時間のデスクワークや動きの少ない生活が続くと、背中の筋肉が硬くなり、胸郭の動きも制限されがちになります。
そんなとき、体の中で起こっているかもしれないことは
✔ 背中が硬くなる
✔ 胸まわりの動きが小さくなる
✔ 呼吸が浅くなり、息苦しさや疲労感が出ることも

このような状態となります。

猫背・巻き肩の姿勢で「胸が閉じたまま」になっている

  • 背中が丸まっている
  • 肩が前に出て、胸が縮こまっている
  • 首が前に出ている(ストレートネック気味)

このような姿勢になると、胸がしっかり広がらず、呼吸の通り道が狭く感じる場合があります。

📌 こんなサインがあれば注意
✔ 姿勢が丸く、呼吸が浅くなりがち
✔ 深呼吸しても、あまり入ってくる感じがしない
✔ 肋骨が広がりづらく、胸が詰まった感じがする

寝起きに背中がこわばるのは「寝姿勢と呼吸の質」の影響も

「朝起きると背中が痛い」

「寝たはずなのに疲れが取れていない」

そんな方は、寝ている間に呼吸が浅くなっている可能性があります。

📌 寝ている間に起こりうること
✔ 背中の緊張が抜けず、同じ姿勢が続く
✔ 呼吸が浅く、体に十分な酸素が取り込まれにくい
✔ 寝返りが減って、筋肉がこわばったままになる
仰向けで寝ると背中が浮いてしまう方は、背中や腰の反りによって筋肉が張りやすくなっているかもしれません。

では、どうしたらいいの?

そんな方も安心。次にケア方法をご紹介しますね。

姿勢と呼吸のめぐりを整えるためのケア方法

胸を開いて背中をゆるめるストレッチ(立ったままOK)

1️⃣ 両手を後ろで組み、胸をゆっくり開く(10秒)
2️⃣ 組んだ手を少し上げ、さらに胸を開く(10秒)
3️⃣ 肩の力を抜いて、大きく深呼吸を2〜3回

📌 ストレッチのポイント
✨ 肩を後ろに引くように意識すると、胸が開きやすくなる
✨ 深呼吸と一緒に行うと、胸郭が広がりやすくなる

姿勢のバランスを整えて、呼吸しやすい体づくりを

猫背や巻き肩の姿勢が続いている場合、骨格のバランスが崩れているケースもあります。

📌 骨格ケアによるサポート例(※効果には個人差があります)
✅ 肋骨・背骨まわりの動きが整い、呼吸がしやすくなる
✅ 背中や胸まわりの筋肉が緩みやすくなる
✅ 無理のない姿勢が保ちやすくなり、日常の負担が減る

「ストレッチだけではすぐ戻ってしまう…」という方には、 体の土台から見直すサポートも選択肢のひとつです。

まとめ

✅ 背中や胸まわりの筋肉のこわばりが、呼吸を浅く感じる一因になることも
✅ 猫背・巻き肩などの姿勢は、胸の動きを小さくしやすい
✅ 寝起きの背中の不調は、睡眠中の姿勢や呼吸の状態も影響する可能性がある
✅ 胸を開くストレッチや骨格バランスの見直しで、呼吸しやすい状態をサポートできる場合も

「最近、なんだか呼吸が浅い気がする…」
「朝起きたときに背中が重く感じる…」

そんなときは、背中や胸まわりの状態を見直すところから始めてみませんか?😊
ゆっくり深呼吸できる体を、やさしく整えていきましょう。